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801魂の修行中。
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どうしてこういう展開なわけ!?俺だって多少混乱すっぺ。ミヤ君が珍しく酔いつぶれて寝たから連れて帰るかしょうがねーなって思ってたらもう一人。金髪。パッツンじゃない(っても今ユッケはパッツンやめちまったけど)。
「あの…正さん…?」
起きる気配すらない。タクシーに小さな2人を詰め込んで家に着いた。30分くらい寝たら意外とさくさく起き上がってミヤは家帰るわありがと、とさっき帰ってしまった。2人きり。ていうか竜太朗さんはどこ行っちゃったんだろう仲良しなんだから最後まで面倒見てあげればいいのに、と飲み会最後を思い出すとコール大会とかアメリカ乾杯とか謎のテンションで後半誰が残っていたかすら思い出せなかった。ミヤも大概小さい体だが、ソファに寝かせた正は小さいというより薄い感じがした。こんなんだから、変なおっさんに絡まれたりすんだっけねとちょっと思ったが10近く年上に失礼かなと思い返す。寝室から客用の毛布を引っ張り出して、リビングへ戻るとソファから落ちて床ですやすや寝ていた。この人まじいくつだ…と笑って毛布で包む。ちょっと悩んで諦めてそのままベッドへ運ぶことにする。床で寝られて風邪引いたりしたら、俺竜太朗さんにあわす顔ねえし。持ち上げてその体重に驚愕して、ちょっと心配になる。自分が大きいせいもあるが、女の子もあまり小柄な子は苦手だ。並ぶと酷い図だし正直喋りにくいし何か壊れちゃいそうとか思うのは傲慢だろうか。正さん3人は軽く持てるな…とかしょうもないこと考えながら寝室へ運び、ベッドに降ろすが起きる気配もない。なんだかこの人から平和のにおいを感じて、痛んだ金髪を撫でた。意外と気持ちいい。少し笑ったように見えて、嬉しくなってさらに撫でた。

と、その瞬間広げられた腕に首を絡め取られそのまま布団に突っ伏した。

「ちょ、た、ただしさ…!」

誰と間違ってるのか知らないけどこの力は何!?一体どうしたんだ!?慌てて押し戻そうとするが、細い腕からは想像も出来ない強い力で抱きしめられる。おかしいだろこの図…正面からのチョークスリーパーってなんていうのあああちょっと流石に苦しいんですけどしかもこのまま相手に力を任せると正さんをつぶすことになるからちょっとしのびねーし俺どうしたらいいのちょうつらいよこの中途半端な体勢!顔の横に相手の顔を感じてちょっと慌てる。近ぇし!寝ぼけないでと声をかけるが特に反応はなく、腕をつっぱって2人分の体重を支える。い、いくら軽いと言ってもつらいんですけど…と、首元にちくりと何かを感じてさらに慌てる。おおお勘違い勘違い誰かと勘違いしてるっぺよたすけろー!据わった目で「たつろーくん」とかエー勘違い…じゃ…



「逹瑯…おめ、その首元…」
「…。」
「正さん…!?」
「ミヤ君なんで先帰ったん!?俺あの後大変だった…ってなんでそんな顔して怒ってんの…」
「逹瑯てめぇ俺と正さんが昨日あれだけリーダーって大変だよねそうッスねって話してたの横で聞いてただろうがよ!」
「俺悪くない!俺悪くない!!」
「コロス!!!」

マイペースに俺の作った朝ごはん(納豆付)まで食べておうち帰った正さんタスケテ!
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