４、してよ してよ

「ねぇ、明」

そんな顔でこっち見ないでよ。俺だって我慢とか色々男の子らしい事情だってあるんだから。カワイイなんてあんたみたいなおっさん（同い年とかいう意見は却下）に思うなんて、俺も大概だなあとか感慨深いものがある。
ていうか大体3×歳だからか知らないけど最近とんとご無沙汰で、やっぱツアー入っちゃうと時間分かんないしホテル泊まりだしスタッフいるしでなかなかそうはならない。でも世間の3×歳って働き盛りでパパ盛りなんだから、枯れちゃうとかないと思うのに、なんかどうも明はそんなそぶり見せないし…あーグタグタ考えるのってめんどくさいよもういいや今日は鬼畜眼鏡襲い受というテーマにしよう明日はツアー中の中日だし許されるはず。いや、ていうか明だって同じ気持ちだって信じてる。そうだよそうだよ。


「してよ」

３、トラックバックを禁止する

「アナタとりあえず飲む前にききなさいよ」

またやってる。小さいことで揉めてる。なかちゃんが買った飲み物を正くんが飲んだとか。どっちでもいいし、共有したらいいじゃん。どうせ財布も一緒みたいなもんだろうに。
「大体なかちゃんは」
あらあら昔の話引用したりして、今更そんな関係でもないくせにあの2人はホントに懲りないといつも思う。

「ホントあの2人懲りないよねぇ～」
ぉ、禿しく同意が得られた。
「だいたい、財布も一緒みたいな仲なのにね」
意見かぶりまくり。
ていいながら、俺が大事に飲んでるオレンジマンゴージュース飲みながら、最後のチョコスティックパン2本食いしないでくれない？

「竜太郎くん、俺トラックバック禁止なんだけど」


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ぎゃはは何それトラックとか意味分かんない、とのことです。

２、小鹿の黄金の爪先

え、ぐっとくる仕草？そりゃあれよ女の子が折れそうなヒールで生まれたての小鹿みたいに階段歩く姿とか俺意外とぐっとくるよなんか守ってあげたくなっちゃうじゃない。あ、でもカッツーンカッツーンて音は好きじゃないから静かに歩くヒトね。あとは二の腕の気持ち良さそうな肉とか好きよやっぱ女の子はふくよかなくらいがいいよね。
あ、え？
あなたはそりゃヒール履かないでしょキモいよ。あなたはどうせいまさら太らないでしょ無理無理。いや痛いって怒らないでよだってあ、話し聞きなさいってばだって俺そんなのが好きなのにそれでも、

（あんたがいいんだよ。）

１、連休

「あ～連休明けほど、だらけるもんはないわ。やっべ事務所、時間に着くかな…」
「あ～無理かも。でもよく言うよ、世間様と一緒にGW休みだったことなんて、今年以外思い出せないくらいでしょ」
「そりゃそうだけどー。テレビ見てるとあれよ、やれ潮干狩りだやれ赤坂サカスだやれアウトレットだと、どこも混雑大渋滞。どこも行かずにダラダラした俺は正解、勝ち組なんですよ」
「…ここ、俺ん家だけど」
「…。まぁ、もうウチみたいなもんなんで」
「…。」
「海外旅行とか行けば良かったかなサングラスかけて二人で手を繋いでハワイにでも」
「だっさ、ハワイが古い気がするし」
「あ、コラ行ったことないくせにそういうコトを。いいとこよ」
「行ったことあったっけ」
「ない」
「…。」
「…。」
「…じゃあ今度いつかね」
「絶対ね」
「明のおごりでね」
「…お金ためます…」