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「あ~っ電車行っちゃった!」
2両しかない電車が、いつドアが閉まったのか元々閉まってたのか分からないタイミングで目の前を動いていった。少し遅れて小走りで来てひろしくん顔が必死過ぎと言って笑うこの人はホントのんき。大体田舎行きたいって某テレビ番組みたいなそんなアバウトなお願いに折角のオフを潰して付き合っている俺ホント偉い涙出そう。家で寝てDVDでも見る予定だったのにホント偉い。自分でもマイペースだって分かってるから達が悪い目の前の金髪を恨みがましい目で見て、手に持っていた荷物を地面に置いた。あーなんかもう疲れた…。大丈夫大丈夫すぐ来るって!売店でお菓子もジュースも買ったしと、横にあった誰がいつ作ったかも分からない座布団付きのベンチに腰掛けてガサガサやっている。聞こえるように大きくため息をついて(効果なし)、少し戻って改札で次の電車の時間を見た。次の電車は15:00、…50分待ち。 ううおおおおお!!だ…だから俺駅に電車が見えたから走ろうって言ったのに正君こういう駅には絶対電車は長く止まってるものだよなんてのんびり売店でなんか買ってるしそんな場合じゃなかったんじゃん!!!! 「もーほらほらひろしくんはホントせっかちなんだから座りなよ」 諦めて正君の隣に座る。他には誰も居ない駅。無人駅ではなく、駅員さんは居る様だった(こんな駅でも切符は自動販売、改札も自動だった)。 …。 ……。 眠くなってきた…。 秋だってのに今日は暖かい。 売店で買ったと思われる、いつからあるのか分からないワンカップ(ワンカップだよ!?)を渡されたので座って2人でちびちび飲んでたら、あんまりにも静かな空間に眠くなってきた。寝るとき以外音はないような(場合によっては寝るときだって音がある)生活をしている俺たちにとって、最初は苦痛だった静けさが段々心地よくなってくる。 あ、虫の声聞こえる。 耳を澄ましたら、鳥の声も、風の音もはっきり聞こえてきて、正君の思いつきでも来て良かったなんてゲンキンにも思う。 50分もあるし、自然の音を聴きながら少し寝たって大丈夫かなと考えて、喋らなくなった隣を見ると。 …寝息。 …ですよねー。 期待をどこまでも裏切らない正君の重さを「ほんのり」感じながら、俺も眠りについたのでした。 まさか次目ざめたら日が沈むところだったなんて、俺信じない! PR |
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