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801魂の修行中。
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折角、お盆でお休みなんて珍しいと思ったのに!

珍しくなかちゃんがわあわあ言ってて、俺はそんな文句を聞き流しながら作ってもらったハムと卵をのせたパンにかじりついた。こしょうまでかかってて美味しい。こういうただの食パンに何かをのせただけのものを作らせたって美味しく作っちゃうんだから侮れないナカヤマアキラ。しょうがないじゃん仕事なんだし、ていうかなかちゃんがそういうので文句いうの珍しいね?と聞くとちょっと困ったように目を伏せて逸らした。なにそれ可愛い。
牛乳でパンを流し込みながらごめんねと言うと、別に良いんだけどって全然良く無さそうにいうから面白くなってきた。都会のこんなところでどこから鳴いているのか、蝉の悲鳴を聞きながら汗をぬぐって牛乳を飲んで、“強”で回る扇風機(さっきクーラーききすぎって消された)の前に足を突き出したら食事中でしょとぴしゃりと叩かれた。「送り盆でも行くの?」「行けないっしょ阿寒湖まで!」どうしたっていうんだろ今日のなかちゃん。昨日泊まったからてっきり俺も仕事休みだと思ったのかもしれない。今日の握手会の仕事の話言うの忘れてたのは俺だし。だけどたかが2時間程度の仕事だし、終わったら帰ってきたっていいよ。18時スタートだから20時には終わると思うよって言ったのに。
いまいちご機嫌は治らない。
もういいから早くパン食べちゃってよいつまでもぐもぐしてんのよと、また怒るもんだからおかーさんみたいって言ってやった。そんな大きな子を持った覚えはないと言って、空いた皿を片付けに行ってしまった。どうしたんだろうまさかなかちゃん大事な話があるとか?俺ともう別れるとか?もしくはプロポーズするためにホテルの予約をしたのが19時だったとか?どうでも良かったのに気になって仕方なくなった俺は、あんまり好きじゃないパンの耳を口のはじっこにつっこんで、平皿を持って台所にいるであろう彼の人を追った。


結局どうしたって教えてくれなかったなかちゃんに、おざなりな感じで見送られてタクシーに乗り込んだ。少し走ったあたりの最寄の駅前がざわついているのに気づく。…出店があって、おみこしがあって、…!!!


俺は笑いがこみ上げてしょうがなくて、竜ちゃんに気持ち悪いって言われました。

早く帰れば、閉店間際の出店でりんご飴くらいは買えるはず!
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