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801魂の修行中。
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ちょっとむりだよやめてよああそんな乱暴にしたらどうなるか考えればわかるでしょ何でもそうやってかければどうにかなるってもんじゃないんだからもう少し大人になりなさいってばもうあ痛いっってやめてよ俺だってこんなの初めてなんだからもう無理させないでよあんま動かさないでってばイタイイタイ刺さってるってばあそんな顔はしないでいいよ大丈夫そんなに痛くもないし苦くも無かったよそりゃ初めてだったけどあんただって初めてだったんだよねわかってるでもね、だからね、あのさ、
ドレッシング代わりにサラダにチョコかけてしかもまず俺に無理に食わすのは普通じゃないと思いますただしくん!!!!!!!!


「大丈夫、正常なんかじゃない」
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確かに彼とはいわゆる割り切った関係であったのだ。お互いの必要性に応じた日々を過ごすようになったのは一体いつからだったのか今となっては初めてのこともあんまり覚えていない。いや嘘だものすごく痛かった。泣いて泣いてそれでもあやすような腕とボーカルらしい静かな柔かい声が気持ち良かったのを覚えている(正確に言うと今思い出した、だが)。関係は、間が半年とあく事だってもちろんあった。でも普通の仕事をするよりも一緒にいる時間が長い仕事だったのもあって気持ちがのればご飯という名のお酒を呑んで、彼のさみしがりに火が点くのを待った。それはひょっとしたら数えられる程度かもしれず、たった今それに絶望した。それはつまり俺じゃない誰かがいたということ。

ああ君との決定的な格差が今目の前にやめてもう何も聞きたくないしそういう関係じゃないならあらためて言わなくたってい「ただしくん、おれ好きなひ
すききらいすききらいすききらいすき。

お花畑じゃないんだからやめなさいよいい年してピーマンよけるのなんて言いやがるから腹がたってうるさいなそういう明だってそこのシイタケ食べなよいい年してって言ってやった。ピーマン食べられたっていいこと無いし、なんかこの煮ても焼いても鮮やかなグリーンが本当に目に付いて困る困る。しかも苦いし。どうせなら甘くなって食べやすくなって出直せってんだちくしょー。大人になっても結局食べられないこれはそういえば、小さい頃言われたこれを食べないとなんちゃらともならなかった。数えられないくらい一緒にご飯を食べたのに、相変わらずあっちはピーマン入ってるもの平気で頼むし(しかも生野菜とかありえないセレクトで!信じられない!)腐れ、腐ってなかちゃんの腹でも壊せ!!独り言がどうやら大きすぎたらしく、前に座っている人は酷い顔をした。一言「呪われた…」と呟いたまま、皿の端にきのこをよけた。まあそれは俺が頼んだきのこ料理なんだけど。「アイライクピーマン」なんて言いやがるから「アイラブきのこ」って言ってやったらまた苦い顔をしてこっちを一瞥してから、ビールを傾けた。嫌いなものは嫌いだ。でも好きなものは好きだ。間違いない。LOVEはあいしてる、LIKEは好き。翻訳とは違ってこの気持ちはLOVEだけど訳は好きなんだよなややこしいといったら、どんだけきのこ好きなのあなたって言われた。まあいいけど。

すききらいすききらいすききらいすき。
こわいこわいいやだいやだとずっとそれしか言わない。俺だって泣き叫びたいくらいに不安なのに、ずっとうわごとになるまでそればかりを。言葉は不安を煽り段々苛立たせた。やさしくなんてのは初めての俺には到底無理な話しでルールさえも解らないゲームは苦痛でしかなかった。男と女だったらどんなに良かっただろうかだってそういう風に出来てるんだからどちらかに負担をかけることも少ないんだと今更ながら自分たちのいびつな関係を嘆いたらそれこそ失礼なんだろう。でも失礼で言えばまるで被害者みたいな反応を繰り返すあんただって同じだよ。

「ねぇ正君、せめて、名前、呼んで」
「…正君、俺妊娠したっっ」


あの時の正の顔は、横で見ていても尋常じゃありませんでした。意外とあの人の顔好きなんだけど、あそこまでひどい顔見たのは2回目くらいだろ。ゆらりと席を立ち上がって、とりあえず座ってと自分の椅子を竜太朗にゆずってこっちに歩いて来た。「明、どうしよう竜ちゃんが…」だったら俺も慰めちゃおうかなと思いきやいきなり胸倉を掴まれてシェイクされて「ブッコロス」ですって。すっごいカワイイ鳥がそういう台詞吐くシュールな漫画があったなあとか揺さぶられながら考えてたら平手打ちすべくの手がこっち向いたから、おいおい流石に冤罪なのにそれは酷いとご丁寧にお断りを入れようとした瞬間竜太朗がその手に縋り付いて「なかちゃんじゃないよっっ」ていうから助かったのだけれどそのせいで怒りは益々の御盛況誠にありがとうございます。
ドラマかととりあえず竜太朗の話しをきこうと2人に座るように自分の椅子を明け渡して、入口ドア近くに畳んであるパイプ椅子を取りに行こうと向いた瞬間、珍しく遅刻でブッチがドアを開けた。

「あ、竜太朗昨日はお疲れ~」

軽く手を振りながら入ってくる渕。ゆらり立ち上がる正。焦る太朗ちゃん。

ていうか何この状況、修 羅 場 。
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